豆 知 識 ・・・ 『そば』

雛そば

 3月3日お雛様の日にそばを雛壇に供え、そばを食べるのが習わしであっ
 た。
 この風習がいつ頃・どのようにできたのかは定かでないが、少なくも江戸
 時代中期にはすでに庶民の間で、3月4日にそばを食べるようになってい
 た。 では、なぜ3日ではなく4日なのか?
 それは、ひな人形に一年の別れを告げ揃ってそばを食べてから人形をしま
 ったからではないかと言われる。
 これは江戸独特のしきたりで、地域によっては3日のひな祭り当日にそば
 を食べるところもあったようである。
年越しそば

 大晦日にそばを食べる風習は江戸時代中期にはすでに庶民の間に根付いて
 いた。
 しかし なぜ 大晦日なのか?
 諸説入り乱れてこれという定説はない。
 では、年越しそばの諸説を覗いてみよう
  その一・・・「細く長く」説
     一番信じられている説である。そばのように細く長く生きて寿命
     を全うし、家運も末永く続くようにとの願いから
  その二・・・「切れやすい」説
     そばのようにさっぱりと、一年の苦労や災いと縁を切ろうとの願
     いを込めて
引っ越しそば

 江戸時代中期 江戸を中心に行われるようになった習わし、引っ越し先の
 家主・向こう三軒両隣に引っ越してきた挨拶としてそばを配るようになっ
 たと言われている。そば以前は小豆粥を重箱に入れて配ったり、小豆や煎
 り豆をそのまま配ったりしていたようだ。
 隣近所へは二つづつ、大家・管理人へは五つというのが決まりであったよ
 うだ。
 「おそばに末永く」「細く長くおつきあいを宜しく」を一番手軽で安上が
 りなそばに引っかけた、江戸っ子の洒落であったようだ。
 江戸の中期にはそれだけ「そば」が庶民生活に浸透していた証拠である。
そばは日本の百歳食 !!